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種まき 発芽後の管理 ガーデニングの基礎知識

種の発芽の条件

発芽には、光、温度、水の3つがそろうことが必要です。
それぞれの植物でその条件は違っています。

温度

植物によてっは発芽温度は違いますが、春まきはサクラの花が散る頃の20℃前後、秋まきは彼岸頃の15℃~20℃を目安にしましょう。発芽日数がきても発芽しないようなら、適正な温度が保たれてないのかもしれません。

水分

水分は発芽に不可欠。種に水分がしみ込んで膨張すると、中の細胞が働きはじめます。種は水に含まれる酸素を吸収しながら生長し、種皮を破って発芽、発根をはじめます。発芽までは土が適度に湿っている状態を保つことが大切です。

多くの植物の種は、光の条件に関係なく発芽します。しかし、発芽時光の影響を強く受ける植物があります。
発芽時に光が必要な植物を「好光性植物」といい、光を嫌う植物を「嫌光性植物」といいます。これらの植物は、光の条件が合わないとうまく発芽しません。性質に応じて覆土の調整をします。
覆土する場合は、好光性植物には、光を感じられる程度に薄くかけます。嫌光性植物は、厚く覆土をして育てます。

好光性なおもな種
(土をかけることが不要な種)

嫌光性なおもな種
(厚い覆土が必要なおもな種)

◆インパチエンス
◆カランコエ
◆カンパニュラ
◆キンギョソウ
◆ジギタリス
◆ダリア
◆ナデシコ
◆プリムラ
◆ベコニア
◆ペチュニア
◆ロベリア
など

◆ジニア
◆シザンサス
◆二ゲラ
◆ニチニチソウ
◆ハゲイトウ
◆ハナビシソウ
◆マツバボタン
◆ルピナス
◆ワスレナグサ
など

発芽したら、植えつけまで苗を大きく丈夫に育てます。

 

【発芽】

【間引き】

【鉢上げ・移植】

発芽

間引き

鉢上げ・移植

発芽したら徐々に日当たりのよい場所に移し、土の表面が乾いたら、芽をつぶさないように注意しながら静かにたっぷりと水を与えます。

発芽して、葉同時が触れ合って込み合ってしまったら、丈夫な苗育てるために間引きします。よい苗を傷つける心配があるのでピンセットを使ってそっと引き抜きます。

本葉が2~3のころに苗床やポットに1本ずつ移植します。移植には、根を少し傷つけることによってよく分岐させ、丈夫な苗を育てる効果があります。

 

【ポット】

【間引きのコツ】

鉢上げ

間引きのコツ

苗が倒れないよう、目の細かいじょうろで水を与えます。2~3日は半日陰、その後は日当たりのよい場所に移します。

間引きは一度に行うのではなく、発芽後に葉同士が触れ合ったきたら随時行って、最終的に必要な数だけ残すようにします。
間引きはずんぐりとした平均的な苗を残し、貧弱なもの、長く伸びすぎているもの、左右の葉が不ぞろいのもの、発芽が極端に遅れて育ちの悪いものなどを除きます。