緑のインテリア・ガジュマル

ガジュマル・楽しい育て方の基礎知識

「幸せを呼ぶ樹・幸せを見守る樹」などと呼ばれているロマンチックな観葉植物

日本では沖縄に自生してますガジュマルは、葉はベンジャミンゴムよく似ていますが、枝が下垂しないことで区別します。苗から育てた鉢物の小さいガジュマルは、妖精のような形をしているものもあります。太い幹から小枝を出させた大鉢は、風格があります。また班入りの葉の種類もあります。

ガジュマルは、幹の途中から気根という根を出し、その独特の姿で人気のある育てやすい観葉植物です。

日陰に強く、 冬越しには5℃程度の気温が必要です。やや肉厚で光沢のある葉が美しい。ベンジャミンゴム同様、部屋のグリーンの高木としてつかわれます。

◆ガジュマルの育て方

ガジュマル

■耐陰性:あり (日陰に強い、または日陰を好む)
■耐寒性:ややあり (室内なら冬越し可能)(冬越し温度 5℃以上)
■育てやすさ:簡単 (性質が強健)
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◆育て方のポイント (観葉植物:ガジュマル)
冬から春に葉が落ちるのは、寒さと湿度不足です。寒さの害は、水のやりすぎも影響しますから、冬の水やりは控えめにし、鉢土を乾かしぎみにします。とくに太い幹から小枝を出させた鉢物は、根が少ないために吸収力が弱く、水のやりすぎで枯れることがあります。

◆ガジュマルの育て方 Q&A

◆ガジュマルの植え替え

◆置き場所
ガジュマルは、日光を好み、不足すると徒長して葉の色がわるくなる。5~9月の生育期は戸外に出してがっちりした株にする。ただし日照が不足していた鉢を盛夏の強い直射日光に当てると葉焼けを起こすので、戸外の半日陰や明るい室内に置く。

◆水やり
水やりは、生育期の5~10月は、多湿を好みますので、葉水かけを兼ねて葉にも水が十分にかかるようにし、鉢土にもたっぷり水やりします。冬場は、鉢土の表面が白く乾燥して2・3日してから、水を与えるようにします。乾燥気味で育てていくのが冬場のガジュマルの育て方のポイントです。

◆肥料
ガジュマルはあまり多く与える必要はありません。生育期は2ヶ月に1回、マグァンプKなどの緩効性肥料を小さじ1杯与えるが、伸びすぎて困るので少なめにしたほうが安全です。冬はまったく与える必要はありません。

◆ガジュマルの植え替え
ガジュマルの株が大きく生長したら一回り大きな鉢に植え替えます。だいたい2~3年に1回が植え替えの目安です。植え替えの時期は5~7月です。鉢から抜いた株は周りの土を1/3程落として一回り大きな鉢に新しい用土で植え付けます。極端な根詰まりは下葉が落ちる原因になります。

◆用土
用土は水はけと水もちのよい土が適しています。市販の観葉植物用土か、土をブレンドする場合は赤玉土(小粒)7:腐葉土3か(室内で栽培する場合)ピートモス3の割合で混ぜたものを使います。

◆冬越し
観葉植物の育て方のポイントの一つは冬越しですが、ガジュマルはゴムの木の仲間のなかでは寒さに強く5℃以上で越冬するので、室内に置いておけば大丈夫です。

◆病虫害
ガジュマルは丈夫でほとんど病虫害の心配はないが、 風通しが悪いとカイガラムシが発生することがあります。薬剤を散布して駆除するか、木が小さく発生が少ない場合は歯ブラシなどでこすり落とします。

◆ガジュマルの育て方 Q&A

Q)
幹から根が出てきのですが、取ったほうがいいですか。

Q)
新葉が巻いたり、コブ状なっていますが、また、葉や幹もすすけているようです。

A)
ガジュマルの原産地ではよく幹から根が伸びてます。この根のことを空中に伸びる根ということで気根といいます。気根はやがて地面まで伸びて支柱となります。気根はガジュマルの魅力であり、順調に育っているか否かの、バロメーターにもなります。気根を切っても問題はありませんが、そのまま伸ばしておきましょう。

A)
ガジュマルの奇形葉の原因としては、アブラムシが考えられます。透明のべっとりした液がついていれば、まず間違いありません。黒くすすけているのは、アブラムシの排泄物のよってすす病を誘発したためです。奇形葉が発生した枝は切り落とし、薬剤を散布しておきましょう。