水やりの基本は表面が乾いたらたっぷりと・・・
鉢やプランター草花を育てる場合、もっとも大切な作業が水やりです。水やりのポイントをつかみ草花を元気に育て美しい花を咲かせましょう。
◆鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水やりが基本
たっぷり水を与えると、鉢土の土粒間は水で満たされます。そこで根は必要なだけの水を吸うことができます。
次に用土が乾いてくると、今度は土粒間に新鮮な空気が送り込まれます。給水活動で疲れた根は、この新鮮な空気(酸素)を吸って、ひと休みします。
つまり、鉢内はいつも湿っている状態ではなく、一定の間隔をおいて乾湿を繰り返すことが大切です。
◆季節による水やりの目安
春の水やり
夏の水やり
秋の水やり
冬の水やり
◆回数 1~2日に1回
◆時間 7:00~12:00
植物の生長が旺盛な時期なので、不足しないように。
◆回数 1日に2回
◆時間
朝 7:00~10:00
夕 15:30~18:00
日中は葉水は避けたほうかよいが、早朝や夕方はOK。
◆回数 1日に1回
◆時間 7:00~11:00
花が枯れて成長期が終える植物は控えめに、生長を始める秋まき草花や宿根草はたっぷりと。
◆回数 週に1~2回
◆時間 8:00~12:00
地面が凍っているときは、とけてからチェックし、乾いているようなら与える。夕方の水やりは凍結するので行わない。
◆水やりの仕方
一回にやる量が少ないと表面だけが湿って下の方が乾いたままなので、底にある根が枯れてしまします。
たとえ水やりの回数が少ない場合でも、やるときは、鉢植えの場合は鉢底の穴から流れ出すほど、たっぷりとやることが大切です。
上からかけると、やった水が根の方までいかず、鉢の外に流れ出してしますます。また花の咲いている時期には、花に水がかかってしまうと傷みやすく、腐ってしまう原因になります。
根元の土へ。直接かけるようにすると十分に水が染み通って、鉢底まで行きます。
毎日定期的にコップ一杯の水やりはよくない。あくまでも、乾いたら植物の大きさに合わせて鉢底から流れ出るまでたっぷりとが基本。
種をまいて芽が出た後は、土や新芽が水の勢いで流れ出ないように、はす口を上に向けて、水圧を弱めてやさしくあげてください。
受け皿に水がたまっていると、毛細管現象で水が鉢の中に上がってきます。長時間土が湿っていると、根腐れを起こす原因になりますので、受け皿の水は捨てて下さい。