◆箱まき
【筋まき】
種をまく場所に板や割り箸なので薄く筋をつけ、その溝にそって種をまく方法。
おもに中~小粒の種向き。種が重ならないように注意する。
【点まき】
適当な間隔をあけて指などでくぼみをつけ、1ヶ所に3~5粒ずつ種ををまく方法。
おもに大粒の種を直にまく場合に用います。
【ばらまき】
種をまんべんなくばらまく方法。
小~細粒の種をまくときに使います。薄く重ならないようにまくのがポイント。紙の上に種をのせて揺らすようにまくと、かたよりなくまけます。
◆直まき
種まきにはさまざまなものがあり、性質もさまざまですが、だいたい大きさによってまき方が変わります。大きな種は直まきするかポットなどにまきます。
花壇やプランターなど、花を観賞したい場所に直接種をまくこと。
移植を嫌う種類(マメ科やケシ科の植物、太い直根が真っすぐ伸びるものなど)は直まきします。また、種が安いことや発芽しやすいものは、箱まきして移植するより、直まきして発芽後に適正な間隔に間引いたほうが、手がかかりません。
◆花壇
(1)
種をまく2週間ほど前までに土をよく耕し、腐葉土などの有機物と緩効性の肥料などをよく混ぜ込んで、表面をならしておきます。
(2)
土にたっぷり水を与え、種をまきます。ここでは大粒の種を3~5粒ずつの点まき
(3)
軽く土をかけ、細かい目のじょうろなどで表面にそっと水を与えます。
◆プランター
(1)
鉢底ネットを置き、水はけをよくするために大粒の赤玉土や鉢底石なぞを入れます。
(2)
2/3の深さまで培養土をいれます。
(3)
元肥になる緩効性肥料を少量入れ、よく混ぜ合わせます。
(4)
表面2cmほどは肥料の入っていない土を入れ、じょうろで表土全体にたっぷり水を与えます。
(5)
種まき
(6)
必要に応じて土をかけ、霧吹きで表面の土を湿らせます。