シュロチク・楽しい育て方の基礎知識
シュロチクは寒さに強く、日陰に強い、丈夫で長持ちする育てやすい観葉植物
棕櫚竹といっても竹とは無縁でヤシの仲間です。
性質は強健で日陰に強い、寒さに強い、環境に合わせやすく、育てやすい観葉植物です。
シュロチクは明るい日陰を好み、水分を好むので、排水のよい用土で植えて、頻繁に水やりするとよく生育しますが、乾燥させると葉先が枯れ込んだり、落葉したりします。
また、シュロチクは寒さに強く℃以上で越冬し、霜が降りなければ戸外でも大丈夫です。
◆シュロチクの育て方
■耐陰性:あり(日陰に強い、弱い光を好む)
■耐寒性:あり (0℃冬越し可能、外でも霜に当てなければ大丈夫)
■育てやすさ:簡単
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◆育て方のポイント (観葉植物:シュロチク)
寒さに強く日陰にも強い丈夫な観葉植物ですが、寒風や強い日ざしで葉が傷みやすく、半日陰や明るい室内で育てることが大切です。また、根詰まりや乾燥が続くと、葉先が枯れてくるので、その前に植え替えが必要です。植え替える際は長根を切らず、子株を分けて増やします。
◆置き場所
シュロチクは半日陰を好みます。直射日光は避け、レースのカーテン越しの光線にあてます。耐陰性は強いので、北玄関などにも置けますが、光線が足りないと株が軟弱になりますので、明るい室内に置くことが望ましです。また、耐寒性も強く、最低気温0℃以上で越冬します。霜が降りなければ戸外でも大丈夫です。また、風には弱く、葉が痛みやすいので、風が強く当たる場所には置かないようにします。
◆水やり
鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。極端に乾燥させると葉先を枯らすことになるのでことになります。また、あまり水を与え過ぎると根腐れをおこすので与え過ぎも注意です。春から秋までは鉢土の表面が乾いたところで与えます。冬に向けて徐々に水やりを減らし、冬は乾かし気味します。
◆肥料
シュロチクの肥料は生育期の春から秋には暖効性化成肥料を2ヶ月に1回くらい施すのがよいでしょう。
◆植え替え
植え替えの適期は5月~9月です。株分けなど、特に根を傷めるような作業を行う場合は、多湿期の6月中旬~7月上旬にするのがよいでしょう。植え替え後は乾燥を防ぐためにまめに霧水を与え保湿に努めます。
◆用土
シュロチクの用土は、保水性と排水性が両立できて、崩れて目詰まりなどを起こしにくい、日向土3:鹿沼土3:桐生砂4など配分したものなどを用います。
◆冬越し
観葉植物の育て方のポイントの一つは冬越しですが、シュロチクは耐寒性も強く、最低気温0℃以上で越冬します。霜が降りなければ戸外でも大丈夫です。
◆病虫害
シュロチクは乾燥するとカイガラムシが発生することがあります。歯ブラシなどでこすり落すか、薬剤を散布して駆除します。カイガラムシにはスプラサンド乳剤やアクテリック乳剤などを散布します。
Q)
シュロチクの葉先が茶色に枯れてきました。どうしたらいいですか。
シュロチクの幹が1.5~2m位に伸びてしましました。短く仕立て直すことはできませんか。
A)
根詰まりや根腐れが原因で、水やりをしても水分を吸収していないようです。排水のよい川砂を用いて植え替えが必要です。大株は株分けしますが、あまり細かく分けないのが、早く鑑賞株にするコツです。枯れた葉先はカットします。
A)
シュロチクは先端だけに生長点があるので、途中幹を切り詰めても腋芽は出てきません。
したがって、 高くなった幹を根本から切り、地際から伸びる新芽を育てるしかありません。